ハンドセットの基本動作
ハンドセットの各種名称

ハンドセットはハンディタイプの溶接ヘッドです。
大きな金網などの補修だとか、溶接ヘッドにワークを持っていくのではなく、溶接ヘッドをワークに持っていくことが出来る便利な装置です。
主にMIRO-501を電源として使用して、持ち運びが重要な現場で用いられています。
一定の加圧で通電できるリミットスイッチも内蔵されていますので、ハンディタイプでも均一の溶接を得ることが可能です。

ジュエリー関係の仮付け溶接、ワイヤーアート、熱電対の取り付け、半導体パッケージの仮付けなど便利に使うことが出来ます。

ハンドセットのデモンストレーションのアニメも参考にしてください。
クロスワイヤーといわれる、ワイヤーの交点をハンドセットの溶接で解説しています。ご覧ください。

ハンドセット各部名称

上図の名称部について表にまとめました。

本体ハンディタイプの溶接ヘッド
レバーワークをはさみ、加圧するために電極を動かすレバー。てこの原理で動作している。
加圧力調整ボルト一定加圧になると通電するリミットスイッチが内蔵されている。
ホルダ電極を取り付けるホルダ
電極通常はクロム銅を使用。
通電スイッチコード溶接電源に接続され、内臓のリミットスイッチと連動している。リミットスイッチがONされると通電がはじまる。
2次導体やわらかいシリコン被覆の導体を使用。→手で持つので操作がし易くなっている。

プッシュ型、ペンシル型、ピンセット型など多種類のハンドセットがあります。
ご相談いただければと思います。

※製品案内→溶接機後部→ハンドセットも参照ください。