■溶接用語



●サイト内に出てくる専門用語など、解りにくいと思われる言葉を解説します。

拡散接合 (かくさんせつごう) Diffusion Bonding/Diffusion junction
拡散接合とは2つの接合材を重ね合わせ、加熱と加圧を同時に掛けると材料の「原子の拡散(相互拡散)」という現象が起きます。 この現象を利用して接合する方法を拡散接合と言います。
原子の結びつきによる接合なため、加圧部全体で接合されているのが特徴です。
抵抗溶接のようにナゲットで母材を溶かす工法ではないので、基板パターンへの接合など、変形を最小にしたいときに有効かもしれません。

クロスワイヤー Cross wire
2本の金属ワイヤーの交点を重ねて抵抗溶接することを言います。
ステンレスワイヤーなどは特に綺麗に溶接することが出来ます。
接触抵抗がいい感じで変化することから、よい溶接を得ることが出来ます。

短絡分流 (たんらくぶんりゅう)
通常「分流」と言われています。何点か溶接するときに隣の溶接点に通電した電気の一部が流れてしまい、 実際に通電したいポイントにすべて流れないことを言います。
1点目と2点目は溶接条件が変化して注意が必要と言われています。3点目までは考慮の必要があり、4点目以降は考えなくてもよいと通常言われています。
両サイドに溶接点があると大きく影響があるので注意が必要です。
※シーム溶接など「分流」の影響の受けにくい溶接もあります。

熱電対 (ねつでんつい) Thermocouple
異なった2種類の金属線の先端を溶接した温度センサを言います。
ビーズ状に溶接されているとよりよいと言われています。
異種金属の金属線の両端を接続してループをつくり、その両端に温度差を与えると金属間に電圧が発生して電流が流れます。この電圧を測定すことで温度が測定できるのです。
この現象は1821年にドイツ人科学者ゼーベックさんが発見されたので「ゼーベック効果」と呼ばれています。
熱電対はJISやIECで規格され、あらかじめ温度と電位差を記録してあります。
よく使われるものとして、
Kタイプ アルメルxクロメル 測定範囲 -200℃〜1000℃
Jタイプ 鉄xコンスタンタン 測定範囲 0℃〜600℃
Tタイプ 銅xコンスタンタン 測定範囲 -200℃〜300℃
Eタイプ クロメルxコンスタンタン   測定範囲 -200℃〜700℃
などがあり、線径や被覆の材質によってもいろいろ異なります。

パラレルギャップ溶接 (ぱられるぎゃっぷようせつ) parallel gap welding
電極間に小さな隙間を作り、微細なワークをシリーズ溶接する方法。
電極には一体タイプと分割タイプとある。
基板への金線ボンディング、基板の修復、基板へ端子やワイヤーの溶接などに使用される。
※詳細は→パラレルギャップ溶接についてを参照願います。

ペルチェ効果 (ぺるちぇこうか) peltier effect
異種金属を2箇所で接合して直流電流を流すと、1箇所の接合点で発熱し、もう1箇所の接合点で吸熱する現象です。
電流の向きを逆転すると発熱と吸熱も逆になります。
フランスの時計師J.Peltier さんにより1834年に発見されました。
抵抗溶接の場合、異種金属のシリーズ溶接でこの現象に影響を受けます。
電池タブ付け溶接についてでその影響について解説しています。








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