コストダウンの宝庫100円ショップでスポット溶接されているものを探してみた。
まずは食器のコーナーに行ってみた。
おたま、鍋、フライパン、軽量カップなどの取っ手がスポット溶接されている。
金物屋さんやスーパーで売っているものはリベット止めのものが多いようだ。
いろいろ物色していたら、直径が3mmほどのステンレスのワイヤーをスポット溶接して、 籠のように加工してCD立てや包丁立てにしているものがあった。
その中の「お皿立て」はスポット数が合計26箇所だった。
100円で売られているわけだから、スポット溶接1点の作業工賃はどうなっているのだろうか?
100円ショップに行った人はみんなそんな風に考えるのだろうけど、 自分の仕事と関連のあるものを改めて考察すると本当にびっくりである。
自動機のようなもので大量生産しているようにも思えない複雑な形をしている。
人が1点1点溶接しているのだろうか?
本当に驚かされる。
モノ作りだけではないと思うけど、 大量販売などを行う企業は常にコストダウンを要求されてしまう。
コストダウンができなければ、新しいモノや企画、新たな販売ルートを生み出す努力を余儀なくされる。
生み出すことが出来なければ、今までのモノや企画をコストダウンさせて世の中に提供するしかないのかもしれない。
企業の常なる闘いなのだろうか?
100円ショップは私も便利に利用させていただくので 無くなってほしくない。
コストダウンの新たな方法を日々考察していく企業ということなのだろうか?
是非、驚きのコストダウン術で私たちを驚かす商品を店頭に並べてほしい。
スポット溶接もいままで非効率に接合されていたものを短時間で接合できる装置として提案するケースが多い。
まだまだ、私たちの知らないコストダウンがたくさんあるはずである。
「それを見つけること」は大きなテーマのひとつのような気がする。
新たな効率化の装置としてスポット溶接を提案でき、実現することが出来るように努力していければ面白い仕事に出会えるのではないだろうか?
そんな仕事と出会えるように努力するのみである。